2012年10月09日
旭川の秋もいよいよ本格的に深まってきました。
5月くらいから旭川市との共催読書イベント開催に向けた準備を進めてきましたが、ようやくチラシ・ポスターも完成して、今月から本格的な告知活動を
進めています。トップページにも現れている「クマのイラスト」がシンボリックな可愛いデザインのチラシです。気に入っています。まるで自分の分身を見てい
るようです。
この読書イベントについて少し説明させてください。今回の旭川市との共催読書イベント「新しい読書の楽しみかた~伝える・つながる読書術」には3つ
のテーマが含まれています。1つは、今回パネラーとしてお招きした永江朗先生、麻生けんたろう両氏から、もっと豊かな読書ライフを楽しむためのヒントを探
りながら、新しい読書術や良本の選択法、読書にまつわる環境変化、コミュニケーション力を磨く為の本の活用方など幅広く市民のみなさんと「本の魅力」を共
有することです。そして2つめには、一般公開型の読書プレゼンテーションを通して「伝えるスキル」を磨く場を提供することです。いまあらゆるビジネスの現
場ではコミュニケーションスキルの向上が社会人にとって重要だと認識されているにも関わらず、自分のコミュニケーション力(ここでは伝える力という意味)
を測る機会やこうしたスキルを高める機会は残念ながらあまり多くないのが現状だと思われます。普段、我々が行っている定例会では、まさにこの伝えるスキル
向上を目的とした読書会で、経験や場数を踏むことが本当に重要だと痛感しています。でも、今回の読書イベントでは普段の定例会とは全く様子が変わります。
だって、10数名足らずの観客が、一気に何倍にも観客が増えることを想定しているからです。高校野球で言えば、地方大会の予選を戦っているのに、突然甲子
園をかけた決勝戦に挑むようなものです。でも、そのくらいプレッシャーのかかる試合を経験できるプレゼンターは本当にラッキーだと思います。一生に一度経
験できるかどうかの大舞台。だから、このブログを読んで興味を持った方はすぐに応募してください(笑)。
そして、3つめです。このイベントは旭川市「市民の企画提案による協働のまちづくり事業」というかなり長いタイトルの事業に採択され実施できるわけ
です。「まちづくり事業」というのがポイントです。つまり、この読書イベントが地域住民にとってどのような意味をもつのか、あるいは、旭川地域外の市町村
に対してどのような新しいメッセージ送ることができるのか。こういう視点でこのイベントを捉えてみると、単に本好き、読書好きの人たちが集まるイベントで
はなくなります。旭川地域の新たなソフト、魅力(資源)を発掘して、発信しなくてはならないのです。だから、この読書イベントではU-streamなどの
ネット配信を利用して可能な限りオープンなイベントにすることを試みます。当日参加できない方や道外の方たちにも是非目に留まるような新しいチャレンジで
す。
11月17日(土)午後、旭川に住んでいる皆様は是非中央図書館に足を運んでください。
一緒に読書の楽しさを共有しましょう。
木村