2013年02月20日
うろこ会は読書会なので、
読んだ本の感想をなるべく分かりやすく、
面白く伝えるにはどうしたらいいか?
ということを毎回考えます。
でもそこでふと思ったんです。
・・・「 おもしろい読書感想 」ってなんだろう?
よく考えたらそんなこと
一度も習ったことは無いですし、
そんなノウハウがあるかどうかも分かりませんでした。
ですが、探してみたら面白いものがありましたので、
参考になるひとつの考え方を
自分なりにアレンジしたものとして紹介したいと思います。
それはどういうものかといいますと・・
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「本を批評するときには5つのポイントを抑える」
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具体的にはこういうことです。
1.単純な自分の感想
2.作家側の視点で見てみる
3.他とは何が違うか?客観的に本を見る
4.信者的な視点で見る
5.社会や市場にどう影響をあたえたか、というビジネスの視点で見る
この5つをうまく組み合わせれば、
かなり面白い感想になる、というものです。
な~るほど~~!!
考えたこともなかった!
料理するときだって、たとえ同じ食材でも、
味付けや調味料でさまざまな料理に変化しますもんね。
で、思い出してみると
だいたい1か4で見てることが多かったなぁ~!と
これをみて気づかされました。
ではちょっと深く見てみましょう。
1はまぁ普通に言えればいいですね。
2は、作家がどういう経緯で、どう行った思いで書いたのか。
もしくは、「おそらくこんなキモチだったんじゃないか」という
想像を膨らましてみるんですね。
3は、同ジャンルで同じような本がある中で、
なぜこの本は売れたのか?
その理由を分析したり推測して見えてくるものを洗い出すことで、
面白い意見をあぶりだすことができます。
4は、その本、もしくは著者のマニアであれば、
どんなに濃い意見になるだろうか?
どんなクレイジーなことになるだろうか?
あえてメーターを振り切って見ます。
極端な意見や、飛びぬけたキャラクターというのは、得てして面白いモンです。
5は、その本が発売され、多くの人に読まれた結果、
その人たちや、業界や社会がどう変わったのか?ということを考えます。
たとえば「もしドラが発売されて、だれもがドラッカーを知ることになった」、とか。
確かにこの5つをおりまぜることができれば、
中身の濃い感想が言える気がしてきますね。
基本的に読書発表は、
自分が感じたことを自由に発表すればいいと思います。
とはいってもなれないうちは、
ある程度のひな形をつかうのはいいんじゃないかと思います。
僕自身、読書フレームワークとして、
実際に取り入れて行きたいと思っています。
いしざわ
(参考:岡田斗司夫・FREEex)