2012年03月26日
旭川読書コミュニティ「うろこ会」の代表をしている木村です。
うろこ会では各自が感銘受けた本などを毎回持ち寄って参加者の方々には「アウトプットをどんどんしながらプレゼンスキルを一緒に磨きましょう」など
と最近偉そうなことを言っています。でも実際にはそんな簡単にプレゼン(=他者に伝える)スキルは上達するわけがないと正直半分思っています。
たとえば、「あそこのお店は雰囲気も良くて美味しい」という情報を親しい友人知人から聞いた場合と、初めて入った床屋でなんとも調子が良さそうな店
主さんから同じ情報を聞いても「この人が言う情報は信用できそうだ」「どうも本当かな・・・?」と瞬間的に自分の中である情報を受け取る際の独自のものさ
し(フィルター)がありますよね。あるいは、プレゼンの達人と言われる方の言葉や表情、身振り手振りをそっくり真似て他者に伝えたとしても聞く相手にはど
こか違和感を与えてしまったりします。
だから、例えばこんな疑問が出てくるんです。
・じゃあ、プレゼンがうまい人とそうでない人にはどのような違いがあるんだろ?
・プレゼンがうまい人(自分の心に響く人)にはどのような共通点があるんだろ?
・そもそも情報を判断する自分の物差しって?
・伝える技術ってどう磨いていけばよいのだろう?
・日々どのようなことを意識して行動したら良いのだろう?
上記で書いたプレゼンというのは、何も大勢の人を前にして発表するという特別な行為ではなくて、(そんな経験をできる人は人握りですよね)むしろ普
段の生活や職場の人間関係、コミュニケーションを円滑にするために日々行っている言動を意味しています。だから、日頃から自分の言葉や表現を意識していく
必要があるし、相手をよく観察して理解しようとする汗をかかないと伝えるスキルはなかなか上達しないんですよね。僕も苦手なんです。
現在、うろこ会の活動には20代-70代の年齢も職種もバックグランドもさまざまな方々が毎回集まっていますが、このような日々無意識に行っている
コミュニケーションを少しでも豊かにしていくために、この読書会がうまく活用されたらといいな、という思いで活動しています。そして、よく言われる地域コ
ミュニティの「新しいつながりの場」として機能させていきたいですね。
ということで、ちょっと前置きが長くなりましたが、せっかくやるならこのうろこ会の活動を通して自分が肌で経験してきたことや参加者の方々が伝えるスキルを上達させようと奮闘する姿などをできるだけリアルな形で記録に残していこうと思いブログを始めます。
およそ週1程度のペースで更新していきたいと思っていますので、いろいろとご意見よろしくお願いします。
うろこ会 木村